2009年1月21日水曜日

オバマ大統領就任式とBlackBerry

日本時間1/21深夜にオバマ大統領の就任式があり、1時くらいからCNNで見てみた(音声は英語で)。

まず、VIPがホワイトハウスのバルコニーに登場。元大統領のカーター、ブッシュ(親父の方)、クリントン、ブッシュ(息子の方)やバイデン副大統領の家族、オバマ大統領の家族、あとは知らない人多数など。その後、真打ちバイデン副大統領とオバマ大統領が登場。

上院議員のおばちゃんが司会進行らしい。この人が開会のスピーチを行った後、神父さんか牧師さんのお祈り。これが長いがしょうがない。さらに歌手のおばちゃんが登場し歌を歌う。

この後、バイデンさんの宣誓。無難に終了。やっとオバマさんの番かと思ったら、ここでヨー・ヨー・マ(チェリスト)が登場。バルコニーのさらに上でピアノ、ヴァイオリン、オーボエを従えて4重奏を演奏する。あのくそ寒いなか演奏させられて大変だったろうに...

やっ とこさオバマさんの宣誓。聖書がバイデンさんに比べて小さい。映像にちゃんと映らないぞ。宣誓も途中で噛んでしまい苦笑い。この時点で2時を過ぎていた。 次は就任演説のようだったが、翌日の仕事に影響しそうなので、ここまで。今朝のテレビで演説とパレードを見たが、パレードでは車から降りて歩いたりしたよ うだ。その付近にいた人はラッキーだったね。

翌日から大変な職務をまっとうしないといけないが、この日の就任式は楽しめたのではないだろうか。

さて、話変わってオバマさんはスマートフォンのBlackBerry中毒と言われるほどしょっちゅうチェックしているようだが、大統領になったらこれを手放さないといけないかもしれないらしい(参考)

米国には、情報公開法(FOIA:Freedom of Information Act)や大統領記録法(Presidential Records Act)などの法律があり、大統領がホワイトハウスの執務室で行うやりとりはすべて、政府の公文書として記録され、米国民に帰属する。求められれば開示する義務もある。
大統領がBlackBerryを使うことについては、次のような問題が指摘されている。

第1に、多くの人が懸念するデータの流出だ。2番目の懸念が位置情報だ。携帯端末は定期的にネットワークに信号を送っている。どこにいてもObama氏のベルトに付けられたBlackBerryは、オンである限り信号を送っており、大統領の現在位置を何者かに利用される可能性につながる。

一方、BlackBerryを使い続けるべきだという意見もある。

San Francisco ChronicleはObama氏を応援し、1)FOIAはあらゆるやり取りを対象としており、BlackBerryだから特別に問題になるわけではな い、2)セキュリティは難しい課題だが解決可能、としている。さらに、多くの国民が生産性のために利用するツールを、どうして大統領だけが手放さねばなら ないのか? と問いかけている。

さらにRIMの本拠地であるカナダのCanadian Press紙は「電子メール世代の人が電子メールと携帯端末なしというのは、想像できないし人間的ではない」と述べ、さらに(オンライン時代に)「オフラインの大統領はおかしい」と主張している。

両方の言い分も分かるが、自分としては「使い続ける」方に一票。ビジネスマンなら使うのは当たり前で、オバマさんはアメリカを代表するビジネスマンなのだから使って当然だと思う。

連邦政府のCTOとともにBlackBerryの行方はどうなるのだろうか? IT業界の人間としては気になるところだ。

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