2010年9月21日火曜日

高尾山(2010/09/19)

会社のある部門での企画で高尾山に行った。どうしても50人集める必要があったらしく、関係ないが声を掛けてもらって家族で参加した。ちなみに、高尾山は子供のときに登った記憶があるが、道や頂上の景色がまったく思い出せない。

さて、みんなは6号路で登ったらしいが、うちは2歳の娘がいるので、ケーブルカーで登る。集合場所は、ケーブルカーを降りたところで、1号路での山頂のちょっと手前にあるビアマウントというビアガーデン。もちろん、ケーブルカーだと早く着きすぎなので、舗装されている1号路を登ってみる。途中、サル園やタコ杉を通過。しかし、山頂まで行くと帰ってくるのに時間がかかるので、途中で引き返す。

さて、集合時間になったのでビアマウントへ。ここは、和洋中のビュッフェスタイル+飲み放題のビアガーデン。しかし、料理は中華が多かったような。あと、揚げ物。カロリー高そう。ホームページに載っていた、ケバブ、鉄板焼きのセルフクッキング、チョコレートフォンデュ、ラーメン(たぶん食べないけど)は、どうした。ないぞ...。貸切客には出さないのか?

知らない人がいるとおとなしくなる娘は、当然のごとく愛想をふりまくはずもなくご飯を食べる。食べたらおとなしくできないので、みんなより早く失礼させて頂く。帰りもケーブルカーでふもとまで来たので、ほとんど山は登らず、ビール飲んでメシ食っただけ。完全に太ったな。

娘が1人で山頂までいけるような年齢になったら、また行こう。

2010年9月15日水曜日

アップル vs グーグル

アップルvs.グーグル

小川 浩、林 信行 著

ソフトバンククリエイティブ



現在、多くの人を魅了する製品/サービスを作り出しているアップルとグーグルについて、主に携帯電話(スマートフォン)にまつわる話について書かれた本。

アップルとグーグルでスマートフォンと言えば、iPhoneとAndriodの争いが取りざたされているが、元々アップルとグーグルは仲の良い関係だった。グーグルCEOのエリック・シュミットがアップルの社外取締役を務めていたことでもそれはわかる。しかし、エリック・シュミットがアップルを辞め、両社がスマートフォンの開発に乗り出すと急激に関係が悪化した(ように見える)。

本書では、そのあたりの経緯やその後の両社の動き、考え方などが書かれている。

両社は関係が悪化してはいるが、本気で喧嘩をしているわけではないという話もある。いくつか紹介すると、両社はHTML5を強力に推進しているという点ではパートナーだし、お互いがいるために自社の製品(iPhoneやAndroid)が注目を集める結果になると知っている。そのあたりのかけ引きなんかがおもしろい。

また、対照的なのが、製品やエコシステムに対する考え方だ。アップルは1社でハードからソフトまですべてを作り、販売するのに対して、グーグルは基盤を作り、無料で公開して賛同する企業を集める。どちらの考えが良いというのはないと思うが、考え方を徹底しているところが他社のマネできないところだと思う。

アップルCEOのスティーブ・ジョブズは、iPodを作る際、日本の携帯型音楽プレーヤーは素晴らしい発明だが、ソフトを改善する余地があったので、iPodを作ったというような発言をしている。ここでポイントは、ハードではなくソフトに注力している点だ。ハードはどんなにがんばっても生産した分の材料費など原価がかかるが、ソフトは1度作ってしまえば原価がかからず大量に生産できるところ。だから、アップルはハードデザインに力を入れているように見えるが、実はソフトに力を入れている。最近のソニーはがんばっているようだが、アップルの徹底したモノ作り(ソフト作り)を日本も見習って欲しい。

2010年9月12日日曜日

実践バグ管理

 実践バグ管理―プロジェクトを成功に導くための

クジラ飛行机、あかさた 著

ソシム



バグ管理とそれにまつわるプロジェクト管理に関する内容が書かれた本。

バグ管理の本というとTracやRedMineなどのツールを使った管理手法について書かれているのかと思うが、ポストイットやExcelなんかを使った管理手法も紹介している。プロジェクト規模やプロジェクトのロケーションで選択するのが良いのではないかと思う。バグ管理で悩んでいるPMや開発者、固定観念でツールを使わなければと思っている人などは一度読んでみるのも良いかもしれない。

ただし、分量が多く、途中で中だるみしてしまう恐れがある。私は真ん中あたりは流し読みだった。もう少しコンパクトにまとめてあったら読みやすい本となると思う。

COURRiER Japon(2010年10月号)

COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2010年 10月号

講談社





世界のいろんな記事を日本に発信している雑誌。以前から興味があったので、10月号を買ってみた。「世界標準マガジン」の名に恥じない内容だと思う。

アジア、アフリカ、ヨーロッパ、アメリカの各大陸のニュースの他、特集として「世界一の集中講義」がなかなか良かった。いきなり1時間目に最近読んだ「モチベーション3.0」の著者ダニエル・ピンクと書評ブログで有名な小飼弾さんの対談とは非常に良い編集だと思う。その他、クラウドの記事やらコラムなども充実している。

この号を買うきっかけになったのが、特別付録の現代を知るための新・「世界の名著」BEST 100だ。各分野数冊ずつ名著が並ぶのは圧巻。既に読んだ本、読もうと思ってチェックしていた本もいくつかあったが、新たに読みたいと思った本も多かったので、以下に紹介する。

○既に読んだ本

○以前より読みたかった本

○新たに読みたい本

既に読んだ本が2冊とは情けない...

2010年9月5日日曜日

iPhoneの本質 Androidの真価

iPhoneの本質 Androidの真価

日経コミュニケーション 編集

日経BP社



とあるセミナーから12セッションを書き起こしたもの。1人のスピーカーが話しているものもあれば、パネルディスカッション形式ものもある。

タイトルからiPhoneとAndroidの比較などが書かれているのかと思いきや、完全にiPhoneとAndroidは章が分かれていて、それぞれについて話されただけだった。

ちゃんと調べなかったのが悪いのだが、まったく期待はずれ。出版されたのも2008年ということもあり、やや古い内容だし。

教訓: 本選びはタイトルだけではなく、ちゃんと内容や出版日もチェックしよう。

2010年9月2日木曜日

プロになるためのWeb技術入門

「プロになるためのWeb技術入門」 ――なぜ、あなたはWebシステムを開発できないのか

小森 裕介 著

技術評論社


Webの基礎知識を習得できる本。ただし、本書を読んでタイトル通りプロになれるとは思わない。プロになるために必要な知識が書かれていることは確かである...

内容は、Webの歴史、HTTP、CGIからWebアプリ、Webアプリの構成要素、Webアプリを効率良く開発するための仕組み、セキュリティについて。今の時代、ちゃんとしたWebアプリケーションであればCGIを使うことは少ないだろうし、フレームワークやIDEを使えば、基本のWebの仕組みを知らなくても十分開発はできるだろう。しかし、Webアプリの基礎を知らずしてプロとは言えないので、最低限の知識として本書のレベルは全開発者は知っている必要はある。何度も言うが、本書だけでプロには決してなれない。