2010年11月24日水曜日

逆算メモ術

 逆算メモ術 ~結果を出している人の実践テクニック~

マイコミジャーナル編集部 著

毎日コミュニケーションズ



多くの人が何も気にせず取るメモ。普通はメモから清書という流れだが、成果をあげるためにメモをどのように使ったのかを何人かの人に取材した内容をまとめた本。

この本に取材を受けたのは、以下のメモの達人たち。
  • 浅野ヨシオ
  • 大橋悦夫
  • 奥野宣之
  • 小飼弾
  • 小松麻理
  • 午堂登紀雄
  • 佐々木直彦
  • 原マサヒコ
  • 美崎栄一郎
  • 三橋泰介
  • 村井瑞枝
中でも印象に残ったものをいくつか紹介する。

村井さんの図解メモ関連。今の自分に一番足りない部分がこの図解のような気がする。本書には全44のメモ術が紹介されているが、「おっ!」と思ったのはいずれも村井さんのメモ術だった。村井さんの図解メモには、「因数分解」「マトリックス」「表」「比較」「線表」「コンセプト」「プロセス」の7つがあるが、本書ではさわりが紹介されている。ちょっと物足りないので、彼女の本で勉強してみるつもり。また、モレスキンを愛用されているとのことで、ここも何かの参考になると思う。

原さんは、元トヨタのメカニックということで、トヨタ式の「なぜx5」がメモ術でも出てくる。こうゆう考え方を常日頃から実践していると何事においても本質を見極める力になるんだと思う。

小飼さんは、本書で最もユニークな考え方を持っている。「手書きすると脳が覚えてしまうので、最も重要なこと意外は手書きはしない」というものだ。つまり、メモは取らないということだ。メモ術の本で、メモを取らないとはなかなかおもしろい。逆に言うと、覚えておきたいことは手書きするべきということで、私の場合パソコンを使って英語の勉強をしているが手書きにした方が良いんじゃないかと考えている。

本書を読むで思ったことは、今までメモだと感じていたものは実はメモの一部だったということだ。メモは、長く保存して、後で何回も読み返して、アウトプットに必要なものになるものもある。この部分をよく理解して、今後メモを取っていけば、今とは違った生活(大げさに言えば人生)を送れるようになると思った。

2010年11月23日火曜日

東京ディズニーランド

11/20に突然、義理の妹家族と翌11/21にディズニーランドに行くことになった。10年以上振りのディズニーランドということで下調べをしたかったが、結局娘といっしょに寝てしまいぶっつけ本番という事態に。ちなみにディズニーシーはまだ行ったことがない。

7:00に家を出発し、8時に到着。その後、甲府からの義理の妹家族と合流。パークに入るのに時間がかかり、9時ごろ?無事入園。ファストパスチケットを取るために、義理の弟とバズ・ライトイヤーへ。ファストパスチケットを取るためにも大行列にビックリ。

ファストパスは無事取れて、続けてプーさんのハニーハントへ。しかし、ファストパスでの入館時間が既に17時のためあきらめる。さらに、ホーンテッドマンションへファストパスを取りに行く。ここでは、すんなり取れたが、問題発生。チケットを見ると「ファストパスチケットではありません」と書いてある。キャストのお姉さんに聞くと、1度パスを取ったら次のパスは2時間取れないとのこと。ファストパスチケットの制度ができてから、初めてなので知らなかった...

で、カリブの海賊でみんなと合流。ここは20分待ち。スタートするといきなり真っ暗で、2歳の娘は怖がる。後ろでは娘とは4ヶ月上の姪が大泣き+「怖い、怖い」と叫びまくり。う~ん、暗いのはダメか。

軽く食事をして、次はジャングルクルーズ。待ちくたびれて寝てしまった娘は途中で起きて、動物たちにそれなりに喜んだもよう。続いて、同じ場所にあるウェスタンリバー鉄道へ。これも楽しんだどうかわからないが、怖がらなかったと思う。さらにイッツアスモールワールドでは大喜び。

朝、取れなかったファストパスを取りにホーンテッドマンションへ行くが、既にチケットの配布は終了していて残念。でも、あれも暗いから行かなくて正解かも。

トゥーンタウンではデールがいたが、人だかりで写真が取れない。ミニーちゃんのお家を見て出てきたら、ちょうどパレード(ジュビレーション)が。最後だけだったが、ちゃんと見れて良かった。

ファストパスを取ったバズは、シューティングだったのね。初めて乗った。しかし、娘はお昼寝中。

ラストの乗り物で、娘がゾウさんに乗りたいというので、空飛ぶダンボへ。しかし、間近で見たらやめると言い出し、代わりにアリスのティーパーティに乗って、終了。

帰り際、またまたパレード(ホワイトホリデーパレード)の最後の方に遭遇。ちょっととはいえ2回パレード見れたから、よかったでしょう。

帰りは、電車では疲れるので、パスにしてしまった。ちょっと金額は高いが1時間座っていられるので楽チンだった。

子連れで初めてのランドだったが、結論としては、2歳じゃまだ楽しめるものが少ない。あと2、3年したら楽しめるようになるんじゃないかと思う。あと、やっぱり混むので、平日に休暇を取って行くのが良いね。

2010年11月19日金曜日

多摩動物園

11/13に会社の福利厚生の歩け歩け大会に参加。コースはいろいろあるようだけど、子供も楽しめそうな多摩動物園へ。ポイントポイントでクイズがあり、すべて回答するとある言葉になるらしいが、2問目の場所がわからず挫折。でも、だいぶ歩いたな。しかも、子供は途中から抱っこ抱っこで、12kgを抱いて起伏の激しい動物園を歩くのは良い運動になった。

ここは、他に比べて動物と動物の間隔が結構ゆったりしているような。なので、広さと歩いた量の割には動物を見ていない気がする。印象に残ったのはオラウータンとユキヒョウ。オラウータンは空中散歩できるようにロープが張ってあるのだが、そこを2頭が散歩していた。こうゆう展示していてても動物が使っているところをほとんど見たことないので、良い物見れた。ユキヒョウはとにかく体のラインが美しい。しっぼの長くてまっすぐで美しい。ウチのたるんだ体のネコ2匹とは全然違った。

入場料に加えて、立派なお昼ご飯のお弁当の料金が会社持ちなので、これはお得だった。来年もあるんだったら参加しよう。

2010年11月14日日曜日

クラウドコンピューティング

クラウドコンピューティング―技術動向と企業戦略

森 洋一 著

オーム社



クラウドコンピューティングについてクラウドで使われる技術の動向と各社の動きを書いた本。とは言っても、多くはクラウドで商売をする会社の製品/サービスを紹介しているだけにすぎない。

前半は、アマゾン、グーグル、セールスフォースのクラウド大手3社についてや仮想化などの技術について書かれている。ここまではまだ良いが、問題は後半。PaaS、SaaS、ストレージサービス、オフィス向けサービス、大手の戦略に分けてほぼ製品/サービスを紹介しているだけだ。

クラウドサービスを導入しようとしているので、どんな会社がどんなサービスを提供しているかを探すのであれば、とっかかりとしては良いかもしれないが他にこの本を読む理由が私には分からなかった。

2010年11月11日木曜日

偽りの名画

偽りの名画

アーロン・エルキンズ 著
秋津 知子 訳

早川書房


久しぶりにミステリー小説。何かに美術を題材にした小説と紹介されていたので、読みたいと思っていた。いくつかの本屋を探してみてもどこにも無かったが、先日偶然入ったブックオフに105円であったので即買いしてしまった。

ストーリーやネタばれはもちろん書けないが、一言で言うとおもしろい。最後の謎解きは「こんな結末だったとは」と思ったし、途中途中にある絵に関するウンチクも良かった。ちょっと古い作品だが映画化してもいいんじゃないかとも思ってしまった。

本作の主人公クリス・ノーグレンのシリーズは他にも「一瞬の光」「画商の罠」と2作あるようなので読んでみたい。しかし、アマゾンでも新品は取り扱っていない。もう絶版だったりして...

2010年11月7日日曜日

Webを支える技術

Webを支える技術 -HTTP、URI、HTML、そしてREST

山本 陽平 著

技術評論社



Webの基本となるHTTP、HTML、URIからWebサービスやWeb APIで使われることが多いRESTまでを紹介している本。

個人的にはRESTについての概念とWebサービス/Web APIの設計方法などの解説を望んでいたが、半分期待はずれだった。というのも、URI、HTTPにそれぞれ複数の章をあてて歴史や基礎から解説していて、Webサービスの設計は最後の3章だけだったためだ。まぁ、RESTを語るために、URI、HTTP、HTMLなどのフォーマットを解説していないと話がつながらないのだろうが、もう少し構成をどうにかできたのではないかと思う。

途中のフォーマットについての章では、Atom Pub、JSONなどもあって良かったとは思うが、やはりWebサービスの部分をもっと詳細に書いて欲しかった。

そのWebサービスの設計の3章は、どのようにRESTfulなさービスを設計するか、その手順はどういったものかを紹介している。これはこれで大変有益な手順なので、今後使うことがあるだろう。手順だけ、以下に紹介しておく。

1. Webサービスで提供するデータを特定する
2. データをリソースに分ける
(各リソースに対して)
3. リソースにURIで名前をつける
4. クライアントに提供するリソースの表現を設計する
5. リンクとフォームを利用してリソース同士を結びつける
6. イベントの標準的なコースを検討する
7. エラーについて検討する

また、本書では、繰り返し「RESTful Webサービス」という本の考え方などが引用されている。機会があれば、この本も読んでみたい。