2009年7月30日木曜日

指輪物語8 王の帰還上

新版 指輪物語〈8〉王の帰還 上

J.R.R. Tolkien 著
瀬田 貞二、田中 明子 訳

評論社文庫

8巻目。7巻と同様非常に分厚い。旅の仲間と比べて倍くらいある。どうして、このような分け方なのか理解できない。

こ の巻は、6巻の続きといった感じで、フロドとサム以外の主要人物がゴンドールのミナス・ティリスでの戦い前後を描いている。ポイントは、ゴンドールの執政 デネソールの乱心とファラミア、ローハンの参戦でセオデン王の戦死とエオウィンとメリーで黒の乗り手の首領を倒すところ、アラゴルン達が死の道を通って死 者を味方につけるところ。

映画との違いは、結構ある。メリーは最初エオウィンに気 が付かないとか、アラゴルンの野伏の仲間が合流したり、アラゴルンが王の手によりファラミア、エオウィン、メリーを治療するところなどが映画ではない。逆 に映画であった狼煙でローハンに援軍を求めるシーンは、原作にはなかった。

いよいよ、次が最終巻。フロドとサムが指輪を棄却することろが描かれる。この分厚さだと棄却成功後の話も映画に比べて充実しているのではないかと思う。

2009年7月29日水曜日

最近できるようになったこと

娘が最近できるようになったこと。

・バイバイ
会社に行くときにいつもバイバイ~ってやっていたら、覚えた。ただし、会社に行くときだけじゃなくて、娘から離れるとき(トイレに行く、台所に行くなど)でも、バイバイするようになった。どうゆうときに使うかちゃんと教えなくては...
・アワワワワ~
絵本にあった、手のひらで口を軽く叩くようにしてアワワワワ~を奥さんが何度かやったら覚えたらしい。こっちが口を叩きながらアワワワワ~ってやるといっしょにやる。

数日でどんどん新しいことを覚えていく子供ってすごいね。

2009年7月20日月曜日

サーバ/インフラを支える技術

[24時間365日] サーバ/インフラを支える技術 ‾スケーラビリティ、ハイパフォーマンス、省力運用

安井 真伸、横川 和哉、ひろせ まさあき、伊藤 直也、田中 慎司、勝見 祐己 著

技術評論社

サーバ/インフラに関する、構築、運用、チューニング、トラブルシュートなどを実践的に解説している本。執筆陣は、はてなやKLabの実際のサーバエンジニアだけに説得力あり。

自分の専門はサーバやインフラではなく、アプリケーション側なので、直接は関係ないが本書に書いてあることは最低限知っている必要はあるとは思う。もっとも基本的な(ベースとなる)サーバやインフラについてどのような構成になっているか知らないではお粗末過ぎる。どんなエンジニアでも一読すべし。

内容は、ざっとこんな感じ。
  • 冗長化の基本(Webサーバ、ロードバランサ、ルータの冗長化)
  • 冗長化、負荷分散の応用(リバースプロキシ、キャッシュサーバ、MySQLのレプリ、)
  • 更なる冗長化(DNSサーバ、ストレージサーバ、ネットワークの冗長化)
  • チューニング(サーバ負荷、ApacheやMySQLのチューニング)
  • 省力運用(稼動監視、モニタリング、ネットワークブート、リモートメンテ、ログの取り扱い)
  • 実例の紹介(はてなのなかみ、DSASのなかみ)

自分への備忘録(紹介されていたツールなど)
  • keepalived(ロードバランサ)
  • mod_proxy、mod_proxy_http(リバースプロシキ)
  • Squid(キャッシュサーバ)
  • Nagios(稼動監視)
  • Ganglia(サーバリソースのモニタリング)
  • Puppet(サーバ設定の自動化ツール)
  • daemntools(デーモンの稼動管理)

2009年7月19日日曜日

世界の山ちゃん

7/15に久しぶりに飲み会。仕事でお世話になっている人のその会社の人など5人。そのうちの4人とは1ヶ月ほど前に神楽坂方面で飲んだので、今度は田町となった。こちらの言いだしっぺは、「世界の山ちゃん」大好きなので、1週間ほど前から予約して、準備万端。

ということで、ほとんどビールと手羽先のみ。チャーハンやその他のおかずがちょこっとって感じ。手羽先久しぶりだった。当分食べないな。


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2009年7月18日土曜日

ピンポンダッシュ

一昨年、去年と何度か俗に言う「ピンポンダッシュ」をやられた。おそらく小学生の男の子だと思う。と言うのは、1度ちょっと離れたところにいたり、走り去る音が子供の足音だったりしたので。

2、3回やられただけだったので、あまり気にしていなかったが、今年はひどい。何度もやられた挙句、共同玄関では「宅配便です」とか言われて開けたりしていた。何度かやられたところで、管理人さんに報告。日時を記録するように言われる。で、その直後、共同玄関でイタズラ。管理人さんに言うと監視カメラの映像で確認してもらえた。そこで、同じ階に住む小学生と判明。去年や一昨年も別の家から苦情があり、管理人さんが見張っていてその男の子を現行犯で捕まえて叱ったらしい。今回もその同じ子。学校の帰りに管理人さんが呼び止めて、やったのか?と聞いたが否定(当たり前か)。

これだけなら、そのうち現行犯で捕まえて「コラッ!」で良いが、これでは終わらなかった。数日後、郵便受けに1枚のメモが...。非常に汚い字で、「死んでくれ」とか「殺す」とか「死ぬ」とは書いてある。こりゃもういたずらの域を超えてるってことで、管理人さんに報告。管理組合にも連絡してもらって対応を考えてもらうことにする。

さらに、その子の親が何も知らないのは問題なので、両者で話をしようとうちの奥さんが翌日のアポ取りに行ったら、詳細を聞かせてくれだの、監視カメラの映像を確認したいなど言われて、管理人室に行ったらしい。そこで、映像とメモを確認してもらい、両方とも自分の息子がやったと確認したようで、その日のうちにその子自ら親と謝りに来た。

まぁ、これで一応一件落着ってことで。逆恨みとかしませんように...

2009年7月12日日曜日

天才は10歳までにつくられる

天才は10歳までにつくられる―読み書き、計算、体操の「ヨコミネ式」で子供は輝く!

横峯 吉文 著

ゴルフダイジェスト社


プロゴルファー横峯さくらの父親の兄である横峯吉文が書いた子育ての本。何を隠そう、筆者は3つの保育園などの理事長を務める教育者だったのだ。横峯さくら親子がゴルフ関連の仕事なので、出版社がゴルフダイジェスト社なのか?

要約してしまえば、1日20分ずつ「読み」「書き」「計算」を毎日欠かさずやり、また体操や外で思い切り走る、武道をならうなどの身体を鍛えることをやりなさい、と言っている。ちなみにこれは3歳くらいから。

3歳までは英語や音楽を聞かせる、本の読み聞かせなどが良いらしい。興味があれば3歳くらいから楽器を始めるのも効果的とか。j

どれも子供の好奇心や向上心にスイッチを入れることで自主的に勉強するようになるようにするのがポイント。

  • 読み:毎日1冊本を読むようにする。本が好きで時間のある限り本を読む子になる。
  • 書き:あいうえお順ではなく、簡単に書ける文字から教える独自の方法で驚くほど早く字を覚え、キレイに書くことができる
  • 計算:百ます計算などなんでも良いがとにかくやる。自己流の計算方法から試行錯誤して最も効率の良い計算方法を教えなくてもできるようになる。

他にも、誰でも逆立ち歩きができたり、絶対音感が身についたりするらしい。

別 に天才にしたいわけではないが、何かに興味を持って自ら勉強することが子供のうちから習慣付くのは良いなぁ~。最近はこの「ヨコミネ式」を採用する保育園 が増えているらしいが、うちの近所にはないので、がんばって自宅でやるようにしましょう。ちなみにうちの娘はまだ1歳...

2009年7月11日土曜日

Google Chrome OSって何だ?

7/8にGoogleが公式ブログでGoogle Chrome OSの構想を発表した。
Google Chrome OSって何だ? Chromeはご存知Googleの最速ブラウザだ。そのブラウザの名前を持ったOSとは...

  • Linuxベースでオープンソース
  • 今年末リリース予定、2010年後半に製品リリース
  • まずはネットブック向け、ネットブックから通常のPCを想定(Androidは携帯、STB、ネットブックを想定; Androidとはオーバーラップするところがあるがユーザの選択肢は多い方が良い)
  • セキュリティにも配慮
  • 起動からわずか数秒でネットアクセス可能
  • 秋に追加情報

翌日の追加情報では...

  • 参加企業は、Acer、Adobe、ASUS、Freescale、Hewlett-Packard、Lenovo、Qualcomm、Texas Instrumentsの8社+α
  • 利用は無料

やはり、Googleはオープンソースで無料と来た。これはLinuxに通じる今の流れで、Androidも同じ。これでただでさえ安いネットブックがもっと安くなる。安さでMSからシェアを奪う作戦だ。

そ もそも、ネットブックでは、ブラウザに加えて、メール、スケジュール、オフィススイートがあれば大抵のことはできる。これらはすべてGoogleのプロダ クトにあり、しかも同じ7/8にBETAが取れ正式版になった(機能的には変わらないが)。BETAが取れたのもOS開発と因果関係があるに違いない。

で、OSとしてみた場合、LinuxベースでUIをブラウザにしてしまい、データはクラウドに置くというコンセプトになるだろう。これはGoogleの得意とする分野で、今までのOSの概念とは全く違う。やっぱり、考えることが違うな。

デスクトップで使う人(特殊な処理をPCにさせる職種)では難しいかもしれないが、ネットブックユーザ(特にセカンドPC)では案外あっという間にシェアが拡大するかもしれない。

2009年7月5日日曜日

600万人の女性に支持されるクックパッドというビジネス

600万人の女性に支持されるクックパッドというビジネス

上阪 徹 著

角川SSC新書


日本最大のレシピ検索、投稿サイトのクックパッドの秘密について紹介されている本。実際にクックパッド社長を含め幹部にインタビューなど詳細な取材がもとになっているようだ。

まず、驚いたのが、クックパッドは知っていたが、月間で600万ものユニークユーザ数があり、30代女性の4人に1人は使ったことがあるというところ。ここまで大きなサイトだったとは気が付かなかった。そう言えば、うちの奥さんも使っているらしい。

この本を読むと、クックパッドの信念というか原則、テクノロジー、広告、経営とクックパッドのすべてがわかる。

毎日の料理を楽しみにすることで、心からの笑顔を増やす


こんな理念で会社を経営して、この理念に外れることはたとえ会社に利益が得られるとしてもやらないなんて、いまどき他にあるのだろうか? こういう会社で働いてみたい。

エ ンジニアとしてみると、Ruby on Railsで実装されているのが、興味深い。相当レスポンスにこだわりを持ってやってようだが、Rubyでエンタープライズなサイトはあまりないだろう な。検索結果の出し方もかなりのこだわりが見える。ただ結果を返せばよいではなく、先の理念を第一に考えた結果の出し方になっている。

広 告もそうだ。料理に関係する広告しかない、タイアップやコンテストなどのイベントなど料理業界では真っ先に考える媒体になっていると思われる。自分なら、 こんな広告の出し方に加えて、各業界(ジャンル)ごとに1社だけプラチナスポンサーとかいって期間限定で特別なスポンサー契約なんて言いと思うな。

その他は、本書を読んでもらいたが、すばらしい経営者がいたからこそこのすばらしいサイトができあがったということがよくわかる。この本を読んで、クックパッドで働いてみたい度急上昇中。

2009年7月4日土曜日

指輪物語7 二つの塔下

新版 指輪物語〈7〉二つの塔 下

J.R.R. Tolkien 著
瀬田 貞二、田中 明子 訳

評論社文庫

7巻目。第二部「二つの塔」も終わり。なぜかこの巻から今までの倍くらいの厚さとなる。

こ の巻はすべてフロドとサムの話。他の仲間と別れた後、ゴラム(スメアゴル)を案内人として黙々と使命を果たすために進む。途中、ボロミアの弟ファラミアに 出会い、いろいろ助けてもらう。さらに進んで、ミナス・モルグルの塔近くで蜘蛛の化け物にフロドが襲われ、サムが助けようとするところで終了。

映画と違うところは、あまりなかったかな? 蜘蛛に襲われるところは、映画では直前にフロドとサムが喧嘩(ゴラムがたきつける)していたが、原作ではそんなことはない。ファラミアとの絡みも若干違うが大きくは違わない。

さて、フロドとサムの旅は終わりに近づいているが、まだガンダルフやアラゴルンの戦いは終わらない。次は、この戦いが描かれるのかな。