2008年11月26日水曜日

カンブリア宮殿(やる気のスイッチを入れる極意!教えます。)

たまに見るカンブリア宮殿。11/24は「やる気のスイッチを入れる極意!教えます。」というタイトルだったので、ちょっと興味がわいて見てみた。

ゲスト:漆 紫穂子(うるし しほこ)氏 [品川女子学院 校長]

品川女子学院って良く知らないなぁ~って思っていたら、見たことある制服だった。いろいろな取り組みが紹介されたが、「生徒の自主性を重んじる」という一言に尽きると思う。こんなことを学校としてやると生徒のやる気が出るのね~。やらされるよりも、自分で考えて行動する方が力が伸びるのは当たり前で、よく考えられたカリキュラムなんだと納得。

いくつか例を...

  • 校舎、制服、校則の改定:校則は一度全部撤廃して、「中高生らしく」としたらしい。これも生徒自身が自分で考える力になるだな。
  • 生活向上委員会:バッグのデザイン決めは生徒自身で行い、さらに業者との調整までも生徒が行う。先生は一切介入しない。
  • Project 28:28歳の自分の目標を立て逆算して今何をすべきかを考えさせる。なぜ28歳か? 結婚や出産、さらに育休からの復帰などが28歳前後というのと、育休から前職に復帰できる人の多くは専門職の人で28歳くらいで専門職として仕事ができるようになる年齢だかららしい。
  • 白バラ祭(学園祭):各クラスでお店を出すが、そのクラスは株式会社として運営する。卒業生にどんな戦略で利益を出すがプレゼンし、その結果投資をしてもらう(ちゃんと株も発行する)。その資金でお店を運営し、あがった売上や利益はちゃんと株主総会を行い、配当まで出す徹底振り。
  • 企業コラボレーション:企業とコラボして、商品開発を行う。例えば、食材からこだわった女性向けの弁当、眠気覚ましのお菓子、携帯ストラップなど。流行に敏感な女子中高生の生の声を聞けるので、企業も貴重な機会として引っ張りだこだと思う。
さらには、放課後に経営コンサルタントや会計士などの専門家を呼んで希望者は専門知識を受講できるなど、すばらしい環境だ。こんな学校に通っていたら人生が変わったかもしれない。実際、生徒に将来何になりたいか聞くと、「裁判官」「生物学の研究者」など多彩かつ具体的な答えだった。自分が高校生の頃には、こんなこと言えなかったし考えたこともなかったな。

女子校嫌いなうちの奥さんも絶賛していて、ここなら娘を入れても良いなんて言い出した。うちの娘は、まだ生後5ヶ月なので、中学入学はまだまだ先の話だが...

0 件のコメント: