2009年6月27日土曜日

指輪物語6 二つの塔上2

新版 指輪物語〈6〉二つの塔 上2

J.R.R. Tolkien 著
瀬田 貞二、田中 明子 訳

評論社文庫

6巻目。第二部「二つの塔」の2巻目。ガンダルフ、アラゴルン、レゴラス、ギムリは、ローハンのセオデン王と会い、蛇の舌グリマを追放して、ヘルム峡谷 へ。ここでオーク軍を破って、サルマンに会いに行く。一方、メリーとピピンはエントと共にサルマンのいるアイゼンガルドに行き、エントのサルマンへの復讐 は成功する。メリー、ピピン、エントたちは、ガンダルフたちと再会して3つに分かれた旅の仲間のうち2つが合流することができた。次は、残りの1つフロド とサムの旅について書かれるはず。

この巻の特にヘルム峡谷の戦い前後は、原作と映画で違うところが多い。
原作ではヘルム峡谷には軍人のみだが、映画では全員行っている。ヘルム峡谷へ行く途中、映画ではエオウィンとアラゴルンの会話や食事(エオウィンが料理下手という設定になっている)、ワーグに襲われアラゴルンが行方不明になるシーンがあるが、原作にはない。

戦いも編成がちょっと違う。映画でエオメルは追放されているので、最後にガンダルフによって連れ戻されるが、原作は最初から普通に戦っている。ガンダルフ が探してくるのは、ローハン西の谷の領主エルケンブランドとその部隊。さらに違うのは、映画ではエルフのハルディアがエルフの弓隊を連れて参戦するが、原 作にはまったくない。

戦いの後、主要メンバは、原作ではサルマンのところに行くが、映画ではなし。蛇の舌グリマが戦いの前に追放されるが、そのときアラゴルンの指輪(バラヒア の指輪)を見て、サルマンに報告するシーンが映画のディレクターズエディションにはあるが、原作にはなし。この後、どこかでバラヒアの指輪は出てくるの か?

そういえば、ヘルム峡谷の戦いで原作では近衛隊長のハマが戦死してるが、映画でもそうだったかな?映画では主要メンバで戦士したのはハルディアだけだったような気もするが...

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