2009年11月17日火曜日

村上式シンプル仕事術

村上式シンプル仕事術―厳しい時代を生き抜く14の原理原則

村上 憲郎 著

ダイヤモンド社


グーグル日本法人の元社長で現名誉会長の村上憲郎さんのシンプルシリーズ(勝手に命名)の第二弾。第一弾(MyBlog/Amazon)は英語学習だったが、今度は仕事術。前作も良かった(実際に実践したらTOEICで得点アップできた)ので、この本も期待して読んだ。

ま ず、世の中一般に出回っている仕事術の本とは全く違うアプローチなのに驚く。普通の仕事術の本は、こうやったら効率が良くなりますよ、人よりデキル人にな りますよ、ということが書いてある。しかし、この本には「仕事をするにあたっての原理原則」=「ビジネスパーソンとして最低限知っておいて欲しい」ことと して、会社の仕組み、財務や簿記くらいまでは良いが、さらにキリスト教や仏教、アメリカ史、経済学を知る(勉強する)必要があると言っている。

さすがに宗教の話は関係ないと思われるかもしれないが、読んでみるとなるほどと思わせることがあり、キリスト教は勉強してみようという気になった(仏教はそうでもないが...)。

い ろいろ興味深いことが書かれているが、1点紹介する。この本はいたるところに本の紹介がされているが、経済学の勉強するにあたっては、グレゴリー・マン キューの「マンキュー経済学 ミクロ編」「マンキュー経済学 マクロ編」が紹介されている。この2冊は、「読んでほしい」ではなく「読まなければダメ」だそうで、読んでみようと考えている。

と は言え、最後の章「理系諸君へ」には、理系のビジネスパーソンは常に勉強しているので、新たな勉強をする必要はないと言っている。う~ん、苦手な経済学の 本を読もうと考えた直後にこれだと読む気なくすなぁ~。その代わりか理系人間には、量子力学の本を読むことを薦めている。う~ん、これも若干苦手な分野 だ。どうしたものか...

仕事の種類や年齢などに関わらず、社会人は(学生さんも)読んでみることをオススメする。

0 件のコメント: