10/11にコンピュータ将棋ソフトのあから2010と清水市代女流王将の対局が東大本郷キャンパスで行われ、あから2010が勝利した。
まずは、この対局の経緯から。
4/2に情報処理学会がコンピュータ将棋でトッププロとの公開対局を望むという挑戦状を送付した。その挑戦に対し、日本将棋連盟は「いい度胸だ」とまさかの承諾。日本将棋連盟は、女流棋士トップの清水市代女流王将を立てた。挑戦状とその返答はこちらを参照
そして、10/7対局の詳細が発表。情報処理学会側は、Intel Xeon(4コア)のマシン169台(676コア)のクラスタマシンを用意。ソフトは、最強クラスの「Bonanza」「激指」「GPS将棋」「YSS」の4つのプログラムの合議制で指し手を決めるというもの。10の224乗を意味する「阿伽羅」から「あから2010」と名付けられた。もう少し詳細なあから2010のスペックや清水女流王将のプロフィールがこちらを参照
で、10/11。清水女流王将は、あから2010に攻め込まれて持ち時間がなくなるという展開で、86手で投了。あから2010の勝利となった。私は、将棋より囲碁の方が好きだが、コンピュータ囲碁ソフトはプロに挑戦できるほど進んでいないと思う。とはいえ、トッププロにコンピュータが勝利するという歴史的な一戦だったのではないかろうか。さて、次は誰と対局するのだろうか?
対局とは関係ないが、この一戦は中継されるはずだったが、当日になって女流棋士ファン倶楽部の会員のみ視聴可能になったらしい。日本将棋連盟主導での中継だったのかもしれないが、情報処理学会ももっと協力して、広く多くの人に見てもらえる環境を作ったほうが、将棋ファン拡大にはなったのではないかと思う。
2010年10月12日火曜日
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