あなたが総理になって、いったい日本の何が変わるの
菅 伸子 著
幻冬舎
菅直人総理の奥さんである、菅伸子さんが書かれた菅家のプライベートから選挙や政治の話をまとめたもの。菅総理がどんな人かがよく分かると同時に政治家の妻が何をやっているかもよくわかった。ちなみに菅総理と伸子夫人はいとこ同士。詳しくは本を読んでもらいたい。
菅家のプライベートで驚いたのは、家は借家で、2人の息子さんは中学生時代不登校になったとか、ごく普通の家庭であるということ。やはり、政治家の家は普通じゃないのではと思ったがそんなことはないらしい。菅総理も、サラリーマン出身で市民活動から政治の世界に入ったのだから、普通なんでしょう。この普通の家庭出身を生かして、国民の目線で政治をやってもらいたい。
とはいえ、政治家の奥さんはいろいろ大変なんだろうなとおぼろげながら思っていたが、本書を読んでいくつかわかった。まず、選挙。奥さんと言えどもやはり選挙区をまわって、有権者と直接対話が重要らしい。また、支持者の方からの政策の質問に答えるのも重要な役割だ。えられなければ、家に帰って菅さんに聞き、後日支持者の家を訪問して説明するのだという。伸子夫人は、選挙は大変だが、期日があるのと結果ははっきりわかることが、良いと言っている。人間誰しも目標や期限がないとやる気がでないものだが、そうゆうものがあれば、良い結果を目指して、期間中がんばれるのだろう。これは、どの仕事も同じだ。伸子夫人も非常に頭が良い人だと思う。家庭での話題はほとんどが政治で、伸子夫人が国民の目線で意見を言うと、菅総理がそれに対する反論などして過ごすらしい。家でも仕事の話ばかりなのは個人的には嫌だが、菅家では普通なんだろう。菅総理はまず伸子夫人という強敵を納得させる必要があり、国会論戦の準備となっているようだ。
さて、個人的には政治はあまり興味のあるジャンルではないが、昨年民主党が政権を取り、事業仕分けなどある程度国のシステムに変化があったことは確か。菅総理にはこれを継続してやってもらいたいし、今話題の民主党代表選挙で落選して短命な総理と言われないようにしてもらいたい。政治に興味がないのに菅総理にやけに期待しているように見えるが、実は私は10年ほど前三鷹市に住んでいて、菅総理はそこの選挙区だったのだ。その当時、厚生大臣として薬害エイズ問題やO-157の問題に対処して名を上げた直後だったので、1回だけあった衆議院選挙で菅さんに投票した。まぁ、そのときからのファンということで、菅総理には非常に期待している。サラリーマン出身だったり、自民党に所属したことがないことを利点に国を変えてもらいたい。
2010年8月28日土曜日
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