スマートグリッド本
横山明彦 著
日本電気協会新聞部
今、話題となっているスマートグリッドについて、現状、仕組み、課題などをまとめた本。
まず、電力(電気)は、上流(発電所など)から下流(各家庭)まで様々な技術や仕組みが使われていることを知った。特に電気は貯められないことから需要と供給のバランスを常に予測して、数分単位で調整しているとは思ってもみなかった。
そんな電力システムがスマートグリッドを導入すると一言で言っても複雑で、上流側と下流側で導入するものも違えば、風力や太陽光などのエコな電力は出力の予想がしにくいので割合を多くすると問題があったり、各国で事情が違ったりと大変だ。特にアメリカ、ヨーロッパ、日本では電力システムの現状や仕組み、目指すところが違うので、企業側も悩みが多いだろう。全世界で統一化することもできそうにないし。
GoogleやOracleなどのIT企業がスマートグリッドに参入しているが、業界にどのような影響を与えられるかチェックしていきたい。
2010年8月15日日曜日
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