桑原 晃弥 著
PHP研究所
夏休み読書第二弾。またまたアップル関連。こちらはスティーブ・ジョブズの言葉を集めた本。
イエスではなくノーと言うことだ
徹底した「選択と集中」で、ジョブズは復帰した際、40ある製品を4製品に絞り込んでいる。絞り込むためにはノーと言うことが必要、製品の機能についても同様だ。
どの車でも移動という意味では同じだ。でも、多くの人がBMWに高いお金を払う。
価格でしか差がつかないものを売るのではなく、他社がマネできない第一級の製品を作れば、多少高くても良いと考える消費者は多い。
即戦力なんて存在しない。だから育てるんだ。
ハリウッドではストーリーにお金は出すが、スタッフはフリーランスを使うのが普通だが、ピクサーでは人材はすべて社員で、ストーリーはお断りとなっている。アイデアに投資するのではなく、人材に投資し、そこからアイデアを出している。これはスタッフにとって居心地が良いらしく、人材が集まってきている。
優秀だとは聞いていたが、ガラクタばかりつくっていたな。僕のところで働けよ。
こんな言葉で口説かれてみたい。
大事なのは自分の心に素直になることだ
墓場で大金持ちになっても意味がない、夜ベッドに入ったとき「すばらしいことを成し遂げた」と思えるかどうかが重要なこと。
ジョブズはカリスマ経営者らしく、随所に良い言葉をしゃべっている。社員を罵倒したり人格攻撃をしたりと問題ないわけではないが、この本で紹介されているような素晴らしい言葉があるからあれだけの製品を世に出し続けることができるのだろう。
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