竹内 一正 著
成美堂出版
夏休み読書第一弾。アップルの元社員である著者の「アップル的な言葉」を集めた本。
そんな「アップル的な言葉」の中の印象的なものをいくつか紹介する。
「素晴らしいアイデアだが時間がない」というセリフは許されない(ブラッド・ルイス)
ピクサーではあらゆる作業に締め切りをあるが、それは最高のアイデアを短期間でひねり出すための仕掛けであるという(あとですぐれたアイデアが出た場合、締め切り後でも差し替えは可能)。
熱意は人から人へ伝わる。つくるのが楽しい製品は、使うのも楽しい(アンディ・ハーツフェルド)
マックやiPodのチームは、「すごいものを作りたい」「世界を変えたい」という情熱と、「自分が使いたいものを作りたい」「自分の身近な人に使ってもらいたい」という顧客目線の両方が備わっており、チームから製品、製品から顧客へ伝わっっていった。
ディズニーでも映画はつくれるが、ピクサーでなら歴史がつくれる(ジョン・ラセター)
ピクサーでは巨額報酬はもらえないが、「世界で初めて」の作品がつくれる。「すごい」ではなく「ものすごい」作品がつくれる。
我々より上手にできる人、我々にできないことをできる人がほしい(エド・キャットムル)
無難な人間を集めると競争力、想像力が欠落するが、異質な人間を入れると組織が混乱する可能性があるので、無難な採用をする企業が多い。ピクサーの方針は、「自分たちより優秀な人材を雇う」。
こんな会社はいろいろと厳しいだろうが、その分やりがいもあるのだと思う。自分のやりたい事を目一杯できて、自分の力を最大限発揮できるこんな会社で働いてみたいものだ(アップルやピクサーで働きたいとは言っていない)。
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