2010年4月25日日曜日

思考の整理学

思考の整理学

外山 滋比古 著

筑摩書房



東大や京大の学生に一番読まれた本というふれこみの本。タイトル通りどのように考え、まとめていくかについて書かれた本。だが、How to本などとは趣きが違い、独特のゆったりした書き方が特徴だ。

思考は寝かさないと良い考えが出てこないとか、全く別のネタを触媒として組み込むとか、朝に目が覚めたときの時間を有効に使うとか、なかなかおもしろいことがいろいろ書かれていた。そう考えてみれば、自分も何か考えたり、文章を書いた後は、ほぼ必ず半日以上放置して存在を忘れてから見直したり、人に見てもらったりしている。これは、少しの時間だがある意味寝かしていることになるのでなかろうか。

著者は、3冊のノートを使い分けて、自分の思考をまとめているようだが、こうゆう確固たる自分の思考のまとめ方を作り出さなければならないなぁとこの本を読んで思った。学生のときに知っていればまた違った人生を歩んでいたかも(ちょっと大げさか...)

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