本間 正人 著
角川SSC新書
タイトルだけで思わず買ってしまった英語学習法の本。英語の勉強が長続きしない理由がいくつか書いてあるが、どれもまさしく「そうそう!」と思わせるものだった。本書ではこの長続きしない理由をふまえて勉強方法を示している。また、2000時間の勉強時間を目標にすることや複数の勉強法を組み合わせることが必要だと述べている。
人間の能力には8つのタイプがあり、そのタイプにより学習法は異なるという。以下にその8つのタイプと学習法を示す。詳しくは本書を読んでもらいたい。
- 言語(言葉):洋書を読む、単語帳を暗記、語源を調べる、辞書を読む
- 数・論理(数、記号):算数/理科の教科書を読む、クロスワードパズルを解く、テレビゲーム
- 空間(イメージや映像):海外ドラマや映画を見る、ピクチャー・ディクショナリーなど絵の教材
- 身体(リズム感、音感):書く、声に出す、ジェスチャーゲーム
- 自然(動物、植物、大自然との一体感):イングリッシュキャンプに参加、ガーデニングやアロマ
- 内省(自己とその精神的リアリティー):テレビやラジオの英語講座、日記をつける、ブログや手紙を書く
- 対人関係(他人とのコミュニケーション):ボランティア活動、英語カフェ・英語サークルに通う
私は、数・論理や空間のタイプだと思い、勉強法も他のものに比べてやってみたいと思わせるものになっている。
タイトルに「ネット動画」とあるが、動画に限らずインターネットを使った勉強法がいくつか紹介されている。この中から、私が実践してみたいと思ったものをいくつか書いてみる。
- BBC Learning English
- Oxfordのピクチャー・ディクショナリー
- VOA Special
- CNN Student News
- Wikipediaで洋書の要約を読む
- Wikipediaのトップページを読む
- YouTubeでSteve Jobsのスピーチを聞く、スクリプトを読む
他には、海外ドラマ(私はFriendsファンだ)や映画を英語で見る、英語のITニュース(ZD Newsなど)を読む、英語のIT系ブログを読む、GoogleのLarry Pageや女優のJodie Fosterのスピーチを分からなくてもとにかく聞いてみる(字幕もスクリプトもある)、あたりを実践してみるか。それにしても、2000時間の勉強とは気が遠くなる。このくらい地道にやらないとモノにならないのかと今更ながらに思った...
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