ソフトウェア職人気質―人を育て、システム開発を成功へと導くための重要キーワード
McBreen Pete(ピート・マクブリーン) 著、 村上 雅章 訳
ピアソンエデュケーション
端的に言うと「ソフトウェア工学」はダメで、「職人気質」のやり方が正しいね、って言っている本。最初から最後までほぼこのことのみ。
ソフトウェア工学は、スペースシャトルとか大陸間弾道ミサイルとかそんな超大規模のソフトウェアを対象にしているので、通常のプロジェクトにはマッチしないらしい。ソフトウェア工学をちょこっと勉強した身としてはまったくマッチしないわけではないと思うが...
では、通常のプロジェクトはどうすれば良いか? 技芸に秀でたソフトウェア職人1人とその下にジャーニーマン(一般職人)数人、アプレンティス(見習い)数人の優秀な少人数のチームで行うべし、らしい。これはある意味当たり前だよね。
こんなことを延々書いてある本。当時は名書だったようだが、あまりグッとは来なかった。他に読もうとしていた「達人プログラマー」や「珠玉のプログラミング」、はたまた「人月の神話」などからたくさんの引用があるのが特徴かな。
2008年6月29日日曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿